がけっぷちのふくしゃちょう / The Cliff-Edge Fukushacho · Zenodo (CERN European Organization for Nuclear Research) 2026 · 2026
DOI: 10.5281/zenodo.22929925
Counts differ because each database indexes a different set of publications. We treat OpenAlex as the canonical count; Google Scholar is not shown (no API, and crawling it violates its ToS).
日本の中小企業で、非エンジニアの経営者1名とAI(Claude)が約5か月にわたり構築・運用したAI外部記憶の事例報告である。記録後に重要度を採点し直す者を置かず、検索・閲覧・注入の回数も強化信号にしない。入口でAIが記録の採否と主観的な重みを判断し、記録された後の判断は「これは既知か」の一問だけである。順位は主に「同じ知見が現実でもう一度記録された」回数で決まり、同数の場合に実効経過日数(記録時の主観的な重みで減衰が変わる)と記録IDで並ぶ。記録の入口を含む記録された全部を数える索引では、2026年9月16日時点で5,430件・再登場268件(4.9%)、9月20日時点で5,878件・373件(6.3%)で、両方の時点にある同じ記録5,428件のうち回数が減ったものは無かった。この2時点のあいだ、順位づけに人の採点は1件も入っていない。測れたのは4日分であり、それ以前の値は記録の入口を数えない前の数え方のもので比べられない。 本稿は性能向上を主張しない。当初主張していた独自性を、確かめるたびに取り下げてきた過程そのものを残している——外部の査読を8件、出典11件の原典確認、基準を先に封じた数え直しを重ねた結果、独自性の主張3件が残らず、出典11件のうち7件に直しが要り、比較の相手が別の領域の仕組みだったことも分かった。残ったのは「何を数えるか」の1点と、比べる相手が見当たらない空白である。空白に立っていることは、優れていることではない。評価装置を増やす運用から判断点を減らす運用へ反転した過程、失敗、統制境界、および同じ方式を試す実務者が最初に定めるべき条件を報告する。 v0.27 での変更:v0.26 の公開後に集めた外の文献7本を §3.3・§7・§11 に足した。主張の1文と実測値には触れていない。足した7本は公開の前にすべて原典(Zenodo の本文・arXiv の本文・GitHub のソース)で確かめ、社内の調査担当の要約を経る途中で落ちていた条件や定義を3本で直した——Configuration Smells の Init Fossilization の定義、Scored Before the Question Exists が処方を勧めてはいないこと(本方式と逆の処方は2件)、When Stale Constraints の「5回に1回」が記憶が制約を言い切っているときの値であること。足した7本のうち査読を確かめられたのは1本だけで、残りは Zenodo への自己出版である。
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